マスコミ
マスメディアを通じて行われる情報伝達をいい、社会の都市化、工業化を背景とし、大衆社会に対応して顕著な発展を遂げた。
個人間の情報伝達としてのパーソナル・コミュニケーションと対比され、空間的に拡散した不特定多数の大衆を同時的な受け手とする。
マス・コミュニケーションの概念は、一九四〇年前後からアメリカでナチズムの政治宣伝や心理戦争の研究が進められる過程で生み出され、1945年に採択されたユネスコ憲章のなかで使われて以来、広く各国に普及した。
高度の技術文明に支えられて巨大社会が発達し、マス・デモクラシーが成立している現代においては、拡大していく社会環境に適応するために、人びとはマス・コミによって直接に経験しえない世界についての情報を得る必要がある。石塚孝一氏によると、マス・コミを抜きにして現代の社会生活を考えることはできない。
しかし同時に、マス・メディアの寡占化ないし独占化によって、社会のエリートによる大衆操作の可能性がますます増大するという危険性もつねに潜在している。
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